2012年度中国近世語学会春季研究総会

2012年度中国近世語学会春季研究総会

ご挨拶

五月もはや中旬になるというのに、まだ肌寒さを感じる天候になっておりますが、皆さまご清祥のこととお慶び申し上げます。
本年も中国近世語学会春季研究総会を開催する時期となりました。以下の要領で開催いたしますので、皆さまふるってご参加ください。
国政の混迷、異常気象、連続する信じられないような輪禍の数々と、暗いニュースばかりが飛び込んできますが、そうした暗さを吹き飛ばすような研究会としたいものです。

2012年5月14日 会長 佐藤晴彦

2012年度春季研究総会ご案内

日時:6月3日(日) 午後1時より
場所: 関西大学千里山キャンパス 以文館
関西大学千里山キャンパスまでのアクセス
◆大阪(梅田)から:
阪急電鉄「梅田」駅から、千里線「北千里」行で「関大前」駅下車、徒歩約15分。または京都「河原町」行で「淡路」駅下車、「北千里」行に乗り換えて「関大前」駅下車。
◆新幹線「新大阪」駅から:
JR「新大阪」駅から地下鉄御堂筋線「なかもず」行で「西中島南方」駅下車、阪急電鉄に乗り換え「南方」駅から「淡路」駅を経て「関大前」駅下車。または、JR「大阪」駅まで移動し、上記大阪(梅田)からのアクセスを利用。
※今回の会場となる以文館は、関西大学千里山キャンパス正門を入ってすぐの左手の坂の上方にある建物です。

プログラム

理事会:12:00〜13:00

研究発表

1)発表者:方紅(大阪市立大学・非)(13:00~13:45)
題目:近代汉语重叠式契合类语气副词考察
要旨:汉语中有一类副词表示“某种情况或现象的发生,正好恰到好处,不期而遇,不谋而合,时机条件等正好符合要求或正好是不希望的”,我们称之为“契合”类副词。我们考察发现近代汉语中契合类语气副词有“恰、恰恰、恰好、 正好、凑巧,偏、偏生、偏偏、刚巧、恰巧、碰巧、将将”等;其中重叠式契合类语气副词有: “恰恰”(“恰恰的”)、“巧巧”(“巧巧儿的”)、“刚刚”(“刚刚的”、“刚刚儿的”) 、“可可”(“可可的”“可可儿的”)、“偏偏”(“偏偏的”)和“将将”等。这些重叠式副词都是由相对应的单音节副词重叠而形成的。本文将从语义功能、句法位置和他们在明清文献以及方言中的分布情况等方面来分析这些重叠式副词与他们的原式之间的关系。

2)発表者:落合守和(首都大学東京)(13:45~14:30)
題目:「『應用會話篇』の言語について」
要旨:『應用會話篇(下巻)』は,日語課本の一つであるが,報告者の知る限り従来の課本集,所蔵目録などには登載がないようである。宣統二年(1910)印刷,第十六回から第二十五回までの全十回までの下巻のみであり,その下巻にも一部欠葉がある。東京に下宿する中国人の生活風景を題材とする。「中日對譯」をうたうが,実際は上に日語,下に漢語を配する「上日下漢」の「日中合集」体。今から百年前のある種の漢語の姿を伝えていると思われる。この課本の漢語について初歩調査の結果を報告したい。2012年3月北京新出資料の一。

コーヒーブレイク

3)発表者:林慶勳(長崎大学外国人客員研究員、国立中山大学中文系栄誉教授(台湾))(15:00〜15:45)
題目:「岡嶋冠山唐話入声字標音探討」
要旨:江戶時代長崎唐通事岡嶋冠山編纂的唐話教本,其中全書標注唐音的有四種:《唐話纂要》(1718)《唐譯便覽》(1726)《唐話便用》(1726)《唐音雅俗語類》(1726)。但是對入聲字的標音,四本教材稍有不同,或許是所據方言的差異,《唐話纂要》所標日文假名,都沒有代表入聲字的「ツ」,而後三書則保存著「ツ」。有人認為《唐話纂要》根據的是杭州音,後三書則依據南京音而標注。
本文擬探討《唐話纂要》未標「ツ」的全部入聲字,究竟它們標音的依據是甚麼?經過初步觀察,多數入聲字都以具有元音的假名:「ポ、モ、ホ、ト、ド、ヨ、ヲ、ロ」標音。另外也發現許多入聲字的假名與相承的陽聲字相近似,只是少掉鼻音的標示而已,例如:「中チヨン;竹チヨ」、「猛モン;陌モ」、「同ドン;讀ド」等,乍看之下有人為加工的痕跡。究竟該書入聲字確實是根據杭州話標音嗎?在得到答案之前,有必要先將入聲字標音現象說明清楚。
關鍵詞:杭州音、南京音、唐通事、標「ツ」、入聲字

総会(15:45~16:30)

1)会計報告
2)情報交換
3)その他

※出欠は案内封筒に同封の出欠ハガキを5月30日までにご返送、もしくは当サイト参加フォームからお送りください。
※発表者の方へ
レジュメは各自でご用意お願いいたします。
※総会終了後、懇親会を予定しておりますので、お時間のある方はどうぞご参加ください。
※同封の振替用紙にて年会費をお納めください。
※理事の先生方へ
研究総会に先立ち、12時より理事会を開催いたしますので、以文館にお集まりください。